2016年2月17日 作成
長源寺の経塚の画像
文化財

長源寺の経塚
(ちょうげんじのきょうづか)

問い合わせ 神戸3592(長源寺境内)

指定日
 昭和48年(1973)4月1日
指定事由
 一.本町唯一の、銘文のある経塚である。

 

解説
長源寺山門前の左側にある。四角に積んだ石垣の上に台座がすえられ、塔身・棺蓋・九輪がのり、一見供養塔のように見えるが、この石垣の中に経文を小石に書いて埋めてあると考えられている。己が願うことを心に念じ口に経文をとなえ、一石に一字ずつ経文を書きつけ、これを積み上げたものである。法華経二十八巻を一字一石に書いて塔が作られたことから、「大乗妙典一字一石一禮塔」と言う。

 この経塚は、寛政10年(1798)9月、長源寺十四世台鏡の時、前玉村(牧之原市坂部前玉)の本間代五郎が郷土の平和を祈願して造立したものである。
 塚の高さ2.4メートル、石垣の敷地約2平方メートル、石垣の高さ1.0メートル、石塔の高さ1.4メートル程ある。
碑文
長源寺の経塚の画像その2
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注:寛政十年=1798年