2015年10月27日 作成

平成26年度 吉田町決算についてお知らせします

平成26年度の一般会計、特別会計、水道事業会計(企業会計)の決算がまとまり、平成27年9月18日に開催された平成27年第3回吉田町議会定例会本会議において認定されましたので、お知らせします。

一般会計 決算の概要

歳入 109億5,117万8千円
歳出 104億6,643万3千円

決算の特徴等

 平成26年度一般会計決算は、スピード感をもった「津波防災まちづくり」と「子育て」、「教育」及び「健康づくり」に重点を置いて執行した決算となりました。

歳入の主な特徴

 平成26年度の歳入総額は109億5,117万8千円で、前年度比65億1,578万円(△37.3%)の減額でした。
この減額の理由としては、国庫支出金(事業に対して国から頂いたお金)と町債(町が起こした借金)が減少したことが要因として挙げられます。
国庫支出金は、13億151万9千円の歳入で、前年度比37億4,715万7千円(△74.2%)の減額でした。これは、「社会資本整備総合交付金」が前年度と比べ22億1,280万1千円減額したことや、「地域の元気臨時交付金」が終了したことで15億8,984万2千円減額したことが、減少の理由です。
 町債は、6億3,120万1千円の歳入で、前年度比31億9,611万1千円(△83.5%)の減額でした。これは、平成25年度までに津波避難タワーの建設が完了し、平成25年度よりも町債を借り入れた金額が減少したことが理由です。
 また、歳入全体の約5割を占める町税は、52億8,368万9千円の歳入で、前年度比1億8,587万3千円(△3.4%)の減額となりました。その減額の理由は、給与所得者数の減少により個人住民税が減額していること、さらには、沿岸部において土地評価額が下落していることや設備投資意欲の減退していることなどの理由で固定資産が減額していることによるものです。
その他の歳入の特徴としては、町有地(住吉工業用地)の売却等により、財産収入が前年度に比べ7億1,622万3千円(+3,858.1%)の増額となりました。

歳出の主な特徴

 平成26年度の歳出総額は、104億6,643万3千円で、前年度比65億8,001万9千円(△38.6%)の減額でした。これは、津波避難タワーの完成など津波防災まちづくり事業の一部が完了したことにより、歳出総額が大幅に減少したことが主な理由です。
平成26年度に実施した主な事業は、次のとおりです。
町民の皆さまに安全安心を提供する「津波防災まちづくり事業」としては、舞台民附線他6路線の避難路を整備(3億7,221万9千円)しました。これは、災害時に安全かつ迅速に避難ができるように、狭い道路を拡幅したり、避難に必要となる新しい道路を整備したものです。
 消防団の活動拠点である消防団詰所の建て替えは、第3分団(片岡区)及び第4分団(北区)を行いました。(9,361万8千円)この事業が終了したことにより、町内の消防団詰所建て替えは全て完了しました。
 施設の改修としては、中央公民館の耐震化(2億4,807万6千円)に併せて、エレベーターの設置やトイレの洋式化などを行い、誰もが使いやすい施設にリニューアルしました。
また、ソフト事業では、中学生を対象にジュニア防災士養成講座(12万8千円)を実施したところ、24人が受講し、防災の知識を習得しました。
町民の皆さまにも、防災の知識を習得し災害に備えていただくために「地震防災のガイドブック」を作成(111万3千円)し、平成27年4月に全戸配布をしました。これには、町内の避難場所や避難施設、町の防災への取り組みも掲載してありますので、是非ご覧ください。
 次に、津波防災まちづくり事業以外の事業としては、高齢者人材活用センターを建設(9,935万円)し、高齢者の生きがいづくりや社会参加活動を支援する拠点を整備しました。
将来を担う子供たちのためには、昨年に引き続き、こども発達支援事業(1,176万1千円)やラーニングプラン事業(2,000万円)を実施しました。
また、国の地球温暖化防止や省エネルギー対策のモデル事業として、町内に設置してある防犯灯を調査(158万8千円)し、1801基の防犯灯をLED化する事業を実施しました。

 この他にも、様々な事業を実施しましたので、添付しました資料をご覧ください。


特別会計 決算の概要

土地取得事業

 歳入 5,773万8千円
 歳出 5,772万7千円

国民健康保険事業

 歳入 30億8,084万9千円
 歳出 29億6,011万4千円

後期高齢者医療事業

 歳入 2億1,560万3千円
 歳出 2億1,500万6千円

介護保険事業

 歳入 17億 787万4千円
 歳出 16億7,724万1千円

公共下水道事業

 歳入 9億 468万9千円
 歳出 8億9,505万4千円

水道事業会計(企業会計)

収益的収支

 収入 5億9,746万8千円
 支出 5億2,315万5千円

資本的収支

 収入   1,569万5千円
 支出 3億 249万6千円
※資本的収入額が資本的支出額に不足する額の2億8,680万1千円は、過年度分消費税資本的収支調整額1,715万円、過年度分損益勘定留保資金2億6,965万1千円で補てんしました。

ここでは、

  • 平成26年度 吉田町歳入歳出決算書及び参考資料
  • 平成26年度 吉田町水道事業会計決算書及び参考資料
  • 平成26年度決算状況「まちの家計簿」

が、ご覧いただけます。

関連資料