○建設工事競争入札参加者の格付要領

平成13年8月17日

要領第4号

(目的)

第1条 この要領は、建設工事の競争入札に参加することができる資格を有する者の格付けについて、他に定めのあるもののほか、必要な事項を定めることを目的とする。

(等級の格付基準)

第2条 等級の格付け(土木一式工事及び建築一式工事についてはA、B、C及びDの4等級に、電気工事及び管工事についてはA、B及びCの3等級)は、第3条に定める方法により算定した総合点数に基づき、行うものとする。

(総合点数の算定方法)

第3条 総合点数の算定は、次に定める方式による。

(1) (2)から(3)までに掲げるもの以外の建設工事の総合点数

総合点数=0.35X1+0.1X2+0.2Y+0.2Z+0.15W

X1:別記X1による種類別年間平均完成工事高(合併等による継承の場合は、合併等に関係した法人(経営審査事項を受けている法人をいう。以下同じ。)の和、相続等による場合は、被継承者のもの)の評点

X2:別記X2による自己資本額(合併等による継承の場合は、合併等に関係した法人の和、相続等による場合は、被継承者のもの)及び職員数(合併等による継承の場合は、合併等に関係した法人の和、相続等による場合は、被継承者のもの)の評点

Y:別記Yにより求められた経営状況分析(合併等による継承の場合は、合併等に関係した法人の平均値、相続等による場合は、被継承者のもの)の評点

Z:別記Zによる種類別技術職員数(合併等による継承の場合には、合併等に関係した法人の和、相続等による場合は、被継承者のもの)の評点

W:別記Wによるその他の審査項目(合併等による継承の場合は、合併等に関係した法人の平均値、相続等による場合は、被継承者のもの)の評点

(2) 土木一式工事の総合点数

総合点数=(1)により算出した数値+D

D:別記Dによる主観的事項による数値

(3) 共同企業体の総合点数

総合点数=0.35X1+0.1X2+0.2Y+0.2Z+0.15W

X1:別記X1による種類別年間平均完成工事高(各構成員の和)の評点

X2:別記X2による自己資本額(各構成員の和)及び職員数(各構成員の和)の評点

Y:別記Yにより求められた経営状況分析の評点(各構成員の平均値)

Z:別記Zによる種類別技術職員数(各構成員の和)の評点

W:別記Wによるその他の審査項目(各構成員の平均値)の評点

この要領は、公布の日から施行する。

X2 自己資本額及び職員数に係る評点

イ及びロの合計点数

自己資本額及び職員数に係る評点

180

954

179

945

178

936

177

926

176

917

175

908

174

899

173

889

172

880

171

871

170

861

169

852

168

843

167

834

166

824

165

815

164

806

163

796

162

787

161

778

160

768

159

759

158

750

157

741

156

731

155

722

154

713

153

703

152

694

151

685

150

676

149

666

148

657

147

648

146

638

145

629

144

620

143

611

142

601

141

592

140

583

139

573

138

564

137

555

136

545

135

536

134

527

133

518

132

508

131

499

130

490

129

480

128

471

127

462

126

453

125

443

124

434

123

425

122

415

121

406

120

397

119

387

118

378

117

369

116

360

115

350

114

341

113

332

112

322

111

313

110

304

109

295

108

285

107

276

106

267

105

257

104

248

103

239

102

229

101

220

100

211

99

202

98

192

97

183

96

174

95

164

94

155

93

146

92

137

91

127

90

118

(注) イ自己資本額の点数及びロ職員の点数の合計

イ 自己資本額の点数

区分

自己資本額数値表

点数

(1)

324以上

120

(2)

308以上324未満

119

(3)

292以上308未満

118

(4)

278以上292未満

117

(5)

264以上278未満

116

(6)

251以上264未満

115

(7)

239以上251未満

114

(8)

227以上239未満

113

(9)

215以上227未満

112

(10)

204以上215未満

111

(11)

194以上204未満

110

(12)

185以上194未満

109

(13)

176以上185未満

108

(14)

167以上176未満

107

(15)

158以上167未満

106

(16)

150以上158未満

105

(17)

143以上150未満

104

(18)

136以上143未満

103

(19)

129以上136未満

102

(20)

123以上129未満

101

(21)

117以上123未満

100

(22)

111以上117未満

99

(23)

105以上111未満

98

(24)

100以上105未満

97

(25)

95以上100未満

96

(26)

90以上95未満

95

(27)

86以上90未満

94

(28)

82以上86未満

93

(29)

78以上82未満

92

(30)

74以上78未満

91

(31)

70以上74未満

90

(32)

66以上70未満

89

(33)

63以上66未満

88

(34)

60以上63未満

87

(35)

57以上60未満

86

(36)

54以上57未満

85

(37)

51以上54未満

84

(38)

48以上51未満

83

(39)

46以上48未満

82

(40)

44以上46未満

81

(41)

42以上44未満

80

(42)

40以上42未満

79

(43)

38以上40未満

78

(44)

36以上38未満

77

(45)

34以上36未満

76

(46)

32以上34未満

75

(47)

30以上32未満

74

(48)

28以上30未満

73

(49)

26以上28未満

72

(50)

25以上26未満

71

(51)

24以上25未満

70

(52)

23以上24未満

69

(53)

22以上23未満

68

(54)

21以上22未満

67

(55)

20以上21未満

66

(56)

19以上20未満

65

(57)

18以上19未満

64

(58)

17以上18未満

63

(59)

16以上17未満

62

(60)

15以上16未満

61

(61)

15未満

60

(注) 自己資本額数値は、審査基準日における自己資本の額(単位:千円)を年間平均完成工事高(単位:千円)で除し、千を乗じて得た数値(端数四捨五入)である。

ロ 職員の点数

区分

職員数値

点数

(1)

570以上

60

(2)

522以上570未満

59

(3)

488以上522未満

58

(4)

455以上488未満

57

(5)

425以上455未満

56

(6)

397以上425未満

55

(7)

371以上397未満

54

(8)

346以上371未満

53

(9)

323以上346未満

52

(10)

300以上323未満

51

(11)

281以上300未満

50

(12)

263以上281未満

49

(13)

245以上263未満

48

(14)

229以上245未満

47

(15)

214以上229未満

46

(16)

200以上214未満

45

(17)

186以上200未満

59

(18)

174以上186未満

58

(19)

162以上174未満

57

(20)

152以上162未満

56

(21)

142以上152未満

55

(22)

132以上142未満

54

(23)

123以上132未満

53

(24)

115以上123未満

52

(25)

108以上115未満

51

(26)

100以上108未満

50

(27)

93以上100未満

49

(28)

86以上93未満

48

(29)

81以上86未満

47

(30)

76以上81未満

796

(31)

76未満

762

(注) 職員数値は、審査基準日における職員の数を年間平均完成工事高を億円で表した額で除し、百を乗じて得た数値(端数四捨五入)である。

Y 経営状況分析の評点

次の算式により経営状況点数(A)を求める。

A=0.611608×(0.29389×X1+0.13695×X2-0.00957×X3+0.2270)+0.743306×(0.01529×X4+0.00238×X5+0.12213×X6-2.04379)+0.226549×(2.40155×X7+0.41529×X8+1.42668×X9-18.18439)+0.649755×(-0.00107×X10+0.00181×X11-0.00320×X12+0.63560)-0.350834

X1は、完成工事高経常利益率

X2は、総資本経常利益率

X3は、損益分岐点比率

X4は、流動比率

X5は、当座比率

X6は、運転資本保有月数

X7は、一人当たり完成工事高対数

X8は、一人当たり付加価値対数

X9は、一人当たり総資本対数

X10は、固定比率

X11は、自己資本比率

X12は、固定負債比率

(注) X7、X8及びX9については、完成工事高、付加価値及び総資本をそれぞれ千円単位で計算する。

上記算式により算出した経営状況点数(A)(小数点以下第3位を四捨五入する。)に基づき、次の申請者の区分に応じてそれぞれ次に掲げる算式によって経営状況分析の評点(Y)(小数点以下第1位を四捨五入する。)を求める。

◎申請者が法人である場合

経営状況分析の評点(Y)=85×A+700

◎申請者が個人である場合

経営状況分析の評点(Y)=85×A+570

(分析指標の算式)

① 完成工事高経常利益率 (X1)=(経常利益/完成工事高)×100

② 総資本経常利益率 (X2)=(経常利益/総資本)×100

③ 損益分岐点比率 (X3)=((一般管理費+支払利息・割引料)/(完成工事利益+営業外損益+支払利息・割引料))×100

④ 流動比率 (X4)=((流動資産-未成工事支出金)/(流動負債-未成工事受入金))×100

⑤ 当座比率 (X5)=(当座資産/(流動負債-未成工事受入金))×100

⑥ 運転資本保有月数 (X6)=(流動資産-流動負債)/(完成工事高÷12)

⑦ 一人当り完成工事高対数 (X7)=Log(完成工事高/従業員数)

⑧ 一人当り付加価値対数 (X8)=Log((完成工事高-(材料費+労務費+外注費))/従業員数)

⑨ 一人当り総資本対数 (X9)=Log(総資本/従業員数)

⑩ 固定比率 (X10)=(固定資産/自己資本)×100

⑪ 自己資本比率 (X11)=(自己資本/総資本)×100

⑫ 固定負債比率 (X12)=(固定負債/自己資本)×100

※ 各勘定科目は千円単位として計算する。

※ 対数は常用対数を使用する。

※ 付加価値=完成工事高(兼業を含む)-(材料費+労務費+外注費)

※ 完成工事高には、兼業売上高を含む。

Z 種類別技術職員の評点

区分

技術職員数値

点数

(1)

15500以上

3132

(2)

11930以上15500未満

3043

(3)

9180以上11930未満

2953

(4)

7060以上9180未満

2864

(5)

5430以上7060未満

2775

(6)

4180以上5430未満

2685

(7)

3210以上4180未満

2596

(8)

2470以上3210未満

2507

(9)

1900以上2470未満

2418

(10)

1460以上1900未満

2328

(11)

1130以上1460未満

2239

(12)

870以上1130未満

2150

(13)

670以上870未満

2060

(14)

510以上670未満

1971

(15)

390以上510未満

1882

(16)

300以上390未満

1793

(17)

230以上300未満

1703

(18)

180以上230未満

1614

(19)

140以上180未満

1525

(20)

110以上140未満

1435

(21)

85以上110未満

1346

(22)

65以上85未満

1257

(23)

50以上65未満

1168

(24)

40以上50未満

1078

(25)

30以上40未満

989

(26)

20以上30未満

990

(27)

15以上20未満

810

(28)

10以上15未満

721

(29)

5以上10未満

632

(30)

1以上5未満

543

W その他の審査項目の評点

イ、ロ、ハ、及びニの点数の合計点数

評点

100

967

99

960

98

953

97

947

96

940

95

933

94

927

93

920

92

913

91

907

90

900

89

893

88

887

87

880

86

873

85

867

84

860

83

853

82

847

81

840

80

833

79

827

78

820

77

813

76

807

75

800

74

793

73

787

72

780

71

773

70

767

69

760

68

753

67

747

66

740

65

733

64

727

63

720

62

713

61

707

60

700

59

693

58

687

57

680

56

673

55

667

54

660

53

653

52

647

51

640

50

633

49

627

48

620

47

613

46

607

45

600

44

593

43

587

42

580

41

573

40

567

39

560

38

553

37

547

36

540

35

533

34

527

33

520

32

513

31

507

30

500

29

493

28

487

27

480

26

473

25

467

24

460

23

453

22

447

21

440

20

433

19

427

18

420

17

413

16

407

15

400

14

393

13

387

12

380

11

373

10

367

9

360

8

353

7

347

6

340

5

333

4

327

3

320

2

313

1

307

0

0

(注) イ労働福祉の状況の点数、ロ工事の安全成績の点数、ハ営業年数の点数、ニ建設業経理事務士等の点数合計

イ 労働福祉の状況の点数

次の算式により算出する。

Y1×7.5-(Y2+Y3)×15

Y1:a 建設業退職金共済組合への加入の有無

b 退職一時金制度導入の有無

c 企業年金制度の導入有無

d 法定外労働災害補償制度加入の有無

の各項目のうち加入又は導入をしているとされたものの数

Y2:e 雇用保険加入の有無

f 健康保険及び厚生年金保険への加入の有無

の各項目のうち加入をしていないとされたものの数

Y3:審査対象年における賃金不払の件数

(注1) 小数点以下第一位を切り上げる。

(注2) 最低点は零点とする。

ロ 工事の安全成績の点数

項目

工事の安全成績数値

区分

(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

(6)

(7)

年間平均完成工事高

点数

30

25

20

15

10

5

0

1兆円以上

0

0を超えて15以下

15を超えて20以下

20を超えて25以下

25を超えて30以下

30を超えて35以下

35を超える

5,000億円以上1兆円未満

0

0を超えて3以下

3を超えて6以下

6を超えて9以下

9を超えて12以下

12を超えて15以下

15を超える

1,000億円以上5,000億円未満

0

0を超えて2以下

2を超えて4以下

4を超えて6以下

6を超えて8以下

8を超えて10以下

10を超える

500億円以上1,000億円未満

0

0を超えて0.8以下

0.8を超えて1.6以下

1.6を超えて2.4以下

2.4を超えて3.2以下

3.2を超えて4.0以下

4を超える

100億円以上500億円未満

0

0を超えて0.2以下

0.2を超えて0.4以下

0.4を超えて0.6以下

0.6を超えて0.8以下

0.8を超えて1.0以下

1を超える

50億円以上100億円未満

0

0を超えて0.1以下

0.1を超えて0.2以下

0.2を超えて0.3以下

0.3を超えて0.4以下

0.4を超えて0.5以下

0.5を超える

10億円以上50億円未満

0

0を超えて0.08以下

0.08を超えて0.12以下

0.12を超えて0.16以下

0.16を超えて0.2以下

0.2を超えて0.24以下

0.24を超える

10億円未満

0

0を超えて0.06以下

0.06を超えて0.08以下

0.08を超えて0.1以下

0.1を超えて0.12以下

0.12を超えて0.14以下

0.14を超える

(注) 工事の安全成績数値は、死亡者の数を2で除して得た数値及び負傷者の数を20で除して得た数値の合計数値

ハ 営業年数の点数

区分

営業年数

点数

(1)

35年以上

30

(2)

34年

29

(3)

33年

28

(4)

32年

27

(5)

31年

26

(6)

30年

25

(7)

29年

24

(8)

28年

23

(9)

27年

22

(10)

26年

21

(11)

25年

20

(12)

24年

19

(13)

23年

18

(14)

22年

17

(15)

21年

16

(16)

20年

15

(17)

19年

14

(18)

18年

13

(19)

17年

12

(20)

16年

11

(21)

15年

10

(22)

14年

9

(23)

13年

8

(24)

12年

7

(25)

11年

6

(26)

10年

5

(27)

9年

4

(28)

8年

3

(29)

7年

2

(30)

6年

1

(31)

5年以下

0

(32)

 

 

ニ 建築業経理事務士等の点数

項目

建設業経理事務士数

区分

(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

(6)

年間平均完成工事高

点数

10

8

6

4

2

0

600億円以上

13.6以上

10.8以上13.6未満

7.2以上10.8未満

5.2以上7.2未満

2.8以上5.2未満

2.8未満

150億円以上600億円未満

8.8以上

6.8以上8.8未満

4.8以上6.8未満

2.8以上4.8未満

1.6以上2.8未満

1.6未満

40億円以上150億円未満

4.4以上

3.2以上4.4未満

2.4以上3.2未満

1.2以上2.4未満

0.8以上1.2未満

0.8未満

10億円以上40億円未満

2.4以上

1.6以上2.4未満

1.2以上1.6未満

0.8以上1.2未満 

0.4以上0.8未満

0.4未満

1億円以上10億円未満

1.2以上

0.8以上1.2未満

0.4以上0.8未満

0.2

0

1億円未満

0.4以上

0.2

0

(注) 建設業経理事務士数値は、①建設業経理事務士試験の1級試験に合格した者並びに公認会計士、会計士補、税理士及びこれらとなる資格を有する者の数に②建設業経理事務士試験の2級試験に合格した者であって①に該当しない者の数に10分の4を乗じて得た数値を加えた合計数値

D 補正の数値

次の10項目で補正する。

(1) 現場管理の状況

(2) 作業の段取り

(3) 現場代理人の対応

(4) 地域への対応

(5) 苦情処理の対応

(6) 出来型の状況

(7) 竣工検査対応

(8) 書類整備の状況

(9) 工期の遵守

(10) 町への対応

建設工事競争入札参加者の格付要領

平成13年8月17日 要領第4号

(平成13年8月17日施行)

体系情報
第6編 務/第4章
沿革情報
平成13年8月17日 要領第4号