県内で「日本紅斑熱」が発生しました。マダニに咬まれないよう注意しましょう!

 

「日本紅斑熱」とは?

 日本紅斑熱リケッチアという病原体を保有するマダニに咬まれることで感染し、重症化すると死に至ることもある感染症です。

感染経路

病原体を保有しているマダニに咬まれることで感染します。

人から人へ感染して広がるものではありません。

症状・治療

マダニに咬まれてから2~8日で、高熱、発疹が現れ、重症化すると死に至ることもあります。

治療の第一選択薬はテトラサイクリン系抗菌薬で、ニューキノロン系抗菌薬が有効という報告もあります。

マダニに咬まれないようにしましょう

●特にマダニの活動が盛んな、春から秋にかけて注意が必要です。

●レジャーや農作業などで、野山や草村、畑などに入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしましょう。

●マダニ用に市販されている忌避剤はありますが、マダニの付着を完全に防ぐことはできませんので、他の防護手段と組み合わせて対策をとりましょう。

屋外活動後は、マダニに咬まれていないか確認しましょう

●マダニに咬まれた場合は、数日間体調の変化に注意しましょう。

●発熱、発疹の症状が見られたら、早めに医療機関を受診し、マダニに咬まれた可能性があることを伝えましょう。